「あした死んでもいい片づけ」という本をご存知ですか?
著者はごんおばちゃまさんで主婦業の傍ら「ごんおばちゃまの暮らし方」が月50万アクセスを
超えて人気ブログになった方が書いた本です。
あした死んでもいい片づけ?という題名から明日死んでも良い片付けって?どこまで
片付けておけばいいのか?を書いてあるのなら、教えて欲しい!!と思いませんか?
私は思わず知りたくて、この本を手に取りました。読み進めると、本にはどのくらい片づけておけば
死が訪れても、いいという内容ではなかったのです。
この本には、いつ死が訪れてもいいように、準備しておきましょうという内容でしたが、
すごく共感できることが、たくさん書かれていたので少しご紹介しますね。
モノを捨てるのではなく抜く?
モノを抜くとは、綺麗にモノを収納することではなく、モノを減らすという事から
始まります。著者のごんおばちゃまさんは、モノを減らす=捨てるのではなく次の順番で
モノを減らしましょうと進めています。
- 新品やきれいな商品は人に譲りましょう
- きれいなものは売りましょう
- 支援物資にする
- 最後に捨てる
確かに、最初から捨てられる人ならいいですが、これ新品でもったいない!!と思うのが人間ですよね。
ですが、人に譲ったり必要とされている人に売ったりするのは、できる行動ですよね。
このやり方なら、少しずつでもモノを減らすことができるのではないのでしょうか?また、
著者のごんおばちゃまさんも、1日30分だけでも片付けを毎日継続しましょうと言っています。

継続は力なり!ですね。
親のモノは無理に捨てない
自分でモノを抜いていくと、段々モノも少なくなり綺麗になっていくのを、実感するので
実家のモノの多さに気づき始めます。
そこで、少しでも快適な生活をしてもらいたくて、実家のモノも抜きたくなって親にも
モノを捨てるように進めたくなるのですが、親はモノのない時代に生まれ何でも大切に使って
モノを大切に取っておくという時代に生きてきたのですから、今あわてて捨てることや
親が、嫌がることはしないで、親子関係を良好にしたほうがお互い気持ちよく過ごせると
ごんおばちゃまさんは、言っています。

確かに!
モノを持つことで豊かさを感じて生きてきた世代にとっては、モノを捨てると
いう行為は、かなり悲しい事なのですね。
自分の生前整理はしっかりする
親の遺品整理から学び、大変な思いをして片づけたのだから、自分の子供にこんな
思いはさせたくないと、思うでしょう。反面教師として、親から学んだことに感謝して、
自分の生前整理をしましょう。と書かれています。

抜くが、一層加速しますね。
エンディングノートを作る
え?と驚かれる人もいると思います。

私もお年頃の人が、書くものではないの?と
思いました。
しかし、ごんおばちゃまさんの本には、「死が、いつ、どのような状態で訪れるかは
誰にもわかりません」と書かれています。

なるほど。。。確かに。
でも、何を書いていいか解らないという人に書き方も本の中で、紹介されています。
「最後にはあ〜あ楽しかったと、言って参りたい」と書かれていました。

私も同感です。
まとめ
はじめは「あした死んでもいい片づけ」の題名から、どのくらい片付ければいいのか?を、
知りたくて手に取った本ですが、それ以上に深い話の連続で自分の思考や行動を考える時間を
与えてくれる本でした。
「人はいつ死ぬかなんて誰にも分かりませんが、必ず死はやってきます。身体が動く健康な時に
周りをきれいにしましょう」と準備の方法を、教えてくれて、漠然と考えていた自分の背中を
押してくれる1冊でした。
第2の人生これからという方には、是非読んで頂きたい1冊です。