冷凍して栄養価があがる食材3選
冷凍するだけで、栄養価がアップする?そして、冷凍のまま調理ができる食材を知っていますか?野菜高騰で、「高い野菜を長持ちさせたい!」と思っている方は多いと思います。
そこで、その悩みが解消できて食材が長持ちする方法を、解説していきますよ。
どんな方法かというと、それは、冷凍するだけのシンプルな方法です。
紹介する食材はそのまま食べても、栄養価が高い食材ですが、更に栄養価をアップさせるのが
一度冷凍してから食べる方法です。
冷凍するだけ!しかも食材も長持ちして、冷凍のまま調理ができる一石二鳥の食材3選を
ご紹介します。
栄養成分が豊富な緑黄色野菜「小松菜」
栄養が豊富な野菜で知られている「小松菜」毎日食べると、疲労回復や免疫力を高めるカロテン
やビタミンCが含まれています。味もクセがなく下処理が楽な食材です。保存方法で栄養がなぜ
アップするのか?解説していきますね。
冷凍で栄養素を閉じ込める
毎日食べたい食材の小松菜ですが、冷蔵保存ではせっかくの栄養素が段々と失われていきます。
そこで、おすすめなのが冷凍保存です。
冷凍保存により、酵素や微生物の働きを止め、栄養価が失われるのを抑える事ができるのです。

ワンポイント!
茹でずに、生のままの冷凍がおすすめです。
小松菜の冷凍保存方法
- 根本を切り落とし水で洗う
- 水気を拭き取り
- 好みの長さにカット
- 冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ
冷凍庫で2〜3週間保存可能です。
小松菜は冷凍するとパリパリになるので、使い切りサイズの小分け冷凍がおすすめ!
食物繊維が豊富な「きのこ類」
きのこ類には、キャベツなどの野菜を上回る豊富な食物繊維を含んでいます。
5大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)に次ぐ第6の栄養素として
注目されているのが、きのこ類です。

ワンポイント!
毎日食べたい食材にも、選ばれているきのこ類ですが
食物繊維を多く含んでいるので、食べ過ぎると便通の
乱れを起こします。
1日100g程度を目安にしましょう。
それでは、きのこ類の冷凍方法について解説していきますね。
きのこ類を冷凍すると、栄養価が3倍アップ!冷凍保存の仕方
きのこの冷凍をおすすめする理由は、冷凍することによって細胞壁が壊れた、きのこは
生のきのこよりも栄養価が3倍もアップするといわれています。
きのこに含まれる水分が膨張し、きのこの細胞壁が壊れて
うまみ成分がでてくるのです。
また、加熱してから冷凍すると風味や栄養価が落ちる原因にもなるため
必ず生のままで冷凍することが大切です。
きのこ類の冷凍保存方法
- キッチンペーパーで汚れを拭き取ります
- 石づきを切り落とします
- 好みの長さでカットします
- 冷凍保存袋に入れて冷凍庫に
きのこを冷凍保存できる期間は1か月程度です。

ワンポイント!
知ってますか?
きのこ類の中でも群を抜いて栄養価が高いのは
きくらげなんですよ!
きくらげにはビタミンDも多く含まれており、その量はきのこ類の中でもトップクラス!
骨や歯が丈夫になり、骨粗しょう症の予防効果も期待できるのです。
ビタミン、ミネラルが豊富な「しじみ」
しじみには、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、うまみ成分などを豊富に栄養素が
含まれていて、新陳代謝を促がし、若返り、疲労回復等に効果が期待でき
冷凍により、グルタミン酸・アラニン・オルニチンなどの旨み成分がより増加します。
また、ビタミンA・Eが豊富に含まれており、肌の張り・しわ・たるみ・黒ずみ・しみにも
効果が期待できる食材なのです。
しじみの冷凍保存方法
- シジミは、殻をこすり合わせてよく洗い、砂抜きする。(必ず冷凍する前に砂抜きをしてください。砂抜きを忘れると臭みが出たり、ジャリジャリした食感になります。)
- キッチンペーパーで水気をしっかりとふきとる。
- 冷凍用保存袋に入れて平らにならし、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍室で保存する。
冷凍保存では1ヶ月程度までが美味しく食べられます。

ワンポイント!
冷凍保存をした、しじみは解凍せず、そのまま料理にお使いください。
解凍によって、せっかくの旨味成分が逃げてしまいます。
まとめ
野菜高騰をうけて、冷凍野菜が見直されていますが、冷凍野菜は、水気が苦手という人もいます。
ですが、生野菜よりも栄養価が上がるとわかれば、どうですか?今回は冷凍により
栄養価がアップする食材3選を紹介しました。
ちょっとした一手間で栄養価が更にアップして、冷凍のまま調理もできる、
一石二鳥の食材です。
是非、この機会に試してみてくださいね。